アルパ入門(第1回)

4767126_157

アルパというカメラについて、どれほどの方がご存知なのでしょう。

「アルパって東京池袋にあるショッピングセンターだっけ?」と思う方がほとんどだと思いますので、私自身の勉強を兼ねて、紹介してみたいと思います。
アルパは、カメラのブランド名で、スイスで40年間近くモデルチェンジを続けながら作られていたカメラです。この間の製造総数は5万台程度。単純計算すると、年間1250台しか作って無い事になります。
全盛期(1990年代)の日本では、一眼レフカメラが年間24万台も作られていた事を思うと、夢幻のごとくですね。

Alpa

私の所有しているアルパはアルパ6Cという型式で、1960年に発売されたそうです。製造台数は四千台余(内、黒色塗装は417台)。

一番の特徴は、巻き上げレバー。
人差し指で、前から後ろにぐぃっと巻き上げます。
相当、変わってます。変です。でも、すぐ慣れます。大丈夫。
Dsc06277

なぜ、このような変わった巻き上げレバーになったか、それは、、、
最初の頃のアルパには、巻き上げレバーはなく、「巻き上げノブ」が使われていました。当時(1940年代)は、「巻き上げレバー」を採用したカメラは、ほとんど無かったのです。(ライカでも1954年まで、巻き上げレバーは使われていませんでした)
でも、1954年のライカM3が巻き上げレバーを採用した事により、「ノブ」は時代遅れとなりました。で、アルパはどうしたか。
シャッターの構造はそのまま、ノブの上に、レバーを増築したのです。
それで、このように「前から後ろに」巻き上げるレバーとなったそうです。
今回は、ここまで。

| | コメント (4)

マクロスイター50ミリf1.8使用作品

えー。桜の季節なので、、、2006年3月撮影です。

01



タイトル:春の日--You of those days--
枚  数:35枚
↓こちらから
http://www.rom9.com/foto/harunohi/index.html

|

アルテラー 1:2,8/90

えっと、アルテラー90ミリF2.8
というシャハト製のレンズを手に入れる事が出来ました。
ALPA-ALTELAR 1:2.8/90 product by Schacht

アルパゴンと同じシャハトが造ったアルパ用の90ミリレンズです。

Altelar01

以下、アルパブックP124より引用
***ここから***
アルテラー(Altelar)90mm F2.8
EXTENSAN使用の中望遠。1957〜58年の生産、製造数263本。3群4枚構成、最小絞りF22、最短撮影距離60cm、全長55mm、重さ255g、フィルター径サイズB、プリセット絞り
***ここまで***

アルパブックによれば、シャハト製のレンズでアルパ用はこの2種類だけ。
なので、欲しかったんですよねー。

Altelar02

さらに写真が続きます。。。

» 続きを読む

| | コメント (0)

アルグラー135/3.2の写り。

久々の更新です。。

えっと、ヤフオフで「アルグラー135/3.2」を落札しました。
で、、写りなんですが、、 


  ↓クリックで大きい画像が見れます。

Algular200811_2

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マクロスイター50/f1.9使用作品

え=撮影は相当に昔なのですが、、、
こちらでの紹介を忘れていました。
マクロスイター50ミリのf1.9で撮影した作品です。

◎ごく普通の「室内写真」です。安心してご覧下さい。
↓リンクをクリック!
In my house.2006/02
01


◎続いては、鉄道写真です。(^.^)

↓クリック
SEA-Side-TRAIN

011

◎実は、もう一つあるのですが、、、こちらは、、、
↓勇気のある方のみ、クリック!
As like a Prisoner

01_3


|

アルパゴンとハイキング。alpagon & alpa6c

2本目のアルパゴン+アルパ6cを持って、千葉の鋸山にハイキングに行きました。
標高300mちょっとの小山?ですが、以外と登山道はアップダウンが激しく、
ヘトヘトになりました。。
11
 ↑クリックすると大きくなります。

まとめた作品はこちら
    ↓
http://www.rom9.com/foto/noko/

アルパゴン、逆光には弱いですが、以外と?ちゃんと写りますね〜(^.^)。


|

2本目のアルパゴン!

先日、ヤフーオークションに「アルパゴン」が出品されていました。
びっくり。びっくり。
何とか落札出来ました!(^.^)!
で、なんと出品者が、、、有名なクラカメ写真家さんで2度ビックリ!
以前、Eベイで落札した品より、ず〜〜っと程度も良くて、、、
嬉しいです。貴重な品をありがとうございました。

Dsc07702

もう1枚!

Dsc07701


以上!(^.^)!

|

(5)オートスイター50mmF1.8

レンズカタログ。その5は「オートスイター50ミリF1.8」です。

005_1

*
↓クリックすると拡大画像が見れます。

05

*本当は、このレンズが発売される前にも同一名称の「SWITAR 1:1.8/50」があるのですが、↑のスイターは「外部連動の自動絞り装置(シャッターが切れる瞬間だけ、絞り込まれてるようになっていて、通常は開放絞り状態でファインダーが見れる)」付きなので、「オートスイター」と呼んで区別しています。レンズ本体にはAUTOの文字は有りません。

***以下、アルパブックp87より引用***
 1955年に、シャッターボタンに連動する外部連動自動絞りになり、1966年まで作られた。製造数は5785本。レンズ構成はマニュアルのスイターと同じ5群7枚であり、全長43mm 、重さ170gと若干重くなった。フィルター径サイズAに対応している。
 自動絞りのため、絞り羽根が9枚に変更された。銀塗装仕上げで、1本のみ黒塗りが生産された。
 アルネア型後期から、bモデル、6c、9dまでの標準レンズとしてマクロスイターと共に提供された。
***引用終わり***

いよいよ?でましたスイター。
カタログに
"exceptional quality with apochromatic correction"との記述があります。
直訳すると「アポクロマート(3色収差補正)による特別な品質」でしょうか。

私もよく判っていないのですが、光には色々な波長がまざっているそうで、レンズでその光を屈折させてフィルム面にピントを合わせる時に、波長によって微妙に屈折率が違うんですと。
なので、画像がぼんやりしたり、点光源の周辺に虹のような色が付いて見える事があるそうです。これを「色収差」と言うんだそうです。。

で、光の三原色、「赤」「緑」「青」のうち2色について補正したものを「アクロマートレンズ」といい、3色すべてを補正したものを「アポクロマートレンズ」というんですって。

自動絞りになる前の「マニュアルのスイター」が発売されたのは1951年。
その当時としては、そしてその後も、、スチルカメラ用の50mm標準レンズで「アポクロマート」はこのスイター(マクロスイター)だけだった。と言う事らしいです。。

通常、アポクロマートが必要となるのは、望遠鏡、顕微鏡、映画用レンズ等、
拡大倍率が大きいもの(それだけ、色収差が目立つので)であり、スチルカメラでは望遠レンズ使用される場合がほとんどかと。。

この件については、長くなりそうなので、次回(マクロスイター)に続きます。

今回は、ここまでです〜。

| | コメント (0)

(4)マクロキラー40mmF2.8

レンズカタログ。その4は「マクロキラー40ミリF2.8」です。

004

***

04


***以下、アルパブックP118より引用***
1958年に、F3.5からF2.8に設計しなおされ、プリセット絞りとなった。シリーズ246(モデルE)は2分の1倍まで接写できるシングルヘリコイドで1970年まで、シリーズ245(モデルD)は等倍まで接写できるダブルヘリコイドで、最後まで存在した。
***引用ここまで***

このカタログに記載されている英文にも、同様にモデルEとD、両方の説明がありますね。

| | コメント (0)

(3)クルタゴン35mmF2.8

もう1/6ですが、、、
本年も、よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年から継続中のレンズカタログシリーズの続きです。

今回は、クルタゴン。

003

ドイツのシュナイダー社製です。

03

このカタログに掲載されているのは、前期型です。

Dsc06296

専用フードです。
これも数種類有るそうですが、私が持っているのはこれだけ。。

Dsc06297

では、今回はここまで。。(^.^)。

| | コメント (0)

(2)アンジェニー28mm/f3.5


002

02


アンジェニーの28mです。
アルパの広角レンズといえば、やはりアンジェニ−ですね。

ところで、この説明文の「This focal length is equally useful in underwater photography,allowing for the reduced angle of field under the water.」
って、どういう意味なんでしょう??
誰か、教えて下さい===(._.)M

| | コメント (2)

(1)アンジェニー24mm/f3.5

001

01

***以下、アルパブックp110より引用***
当時、スチル用としてはアンジェニー社最大画角の外部連動自動絞りの広角レンズ。

銀クローム仕上げと黒クローム仕上げがある。このアンジェニーの銀クローム仕上げはきめの細かい素晴らしい仕上げで、その形の美しさと相まって人気のあるレンズである。

絞り操作は通常の外周リングでなく、鏡胴上部にあるダイヤルで設定する珍しいタイプで、この24mmと共に、28mm、90mm、180mmの自動絞りのアンジェニーレンズの特徴となっている。また、この24mmと28mmにはフードが提供されていないが、逆光には比較的強いようだ。

1958〜72年まで製造され、総製造数は1180本。8群8枚、レトロフォーカスタイプ、最小絞りF22、最短撮影距離40cmである。サイズは全長60mm、重さ360g、フィルター径サイズDに対応する。アルパ以外に、エキザクタ用にも同型のものがある。
***引用終わり***

| | コメント (2)

レンズカタログ(1)

スイマセン。また紙モノです。
今回は、レンズカタログ。

Lenskatarogu01

↑表紙です。
4つ折りで、広げるとA3サイズ。
写真のカメラは6cの初期〜中期タイプだと思います。後期になると、シャッターダイヤルの所にテーパーがついて、操作しやすくなってます。。

| | コメント (0)

アルパ5bの簡易取説(その3)

その3。巨大画像が続いてゴメンナサイ。

(画像をクリックすると、写真全面が見れます)

Alpa5b3

紙モノが続いてますが、、、今回はこれまで。

| | コメント (0)

アルパ5bの簡易取説(その2)

続きです。同じく巨大画像サイズです。

(画像をクリックすると、写真全面が見れます)

Alpa5b2

| | コメント (0)

アルパ5bの簡易取説(その1)

アルパ5bの取説の巻末に添付されていた、簡易取説です。
今回はスキャナで3分割してみました。
注:画像サイズが巨大(400KB)です。
ご注意下さい。(画像をクリックすると、写真全面が見れます)

Alpa5b1

青い字で印字されていますが、、写真と被った所は見にくいですね。。

| | コメント (0)

«アルパ6c取説(セルフタイマー)